イチローがアジア人初の野球殿堂入り マリアノ・リベラ以来史上2人目の満票選出には1票及ばず

イチローがアジア人初の野球殿堂入り マリアノ・リベラ以来史上2人目の満票選出には1票及ばず image

現地時間1月21日、イチローがアジア人初の野球殿堂入りを果たした。惜しくも史上2人目となる満票選出にはあと1票及ばなかった。

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イチローは、2025年の野球殿堂入りとして発表された3人のうちの1人である。10回のオールスター選出、10年連続ゴールドグラブ賞受賞、2度のアメリカンリーグ首位打者獲得、さらにルーキーシーズンには新人王とMVPにも輝いたイチローは、約20年に渡りMLBで活躍した。その中でも特に、シアトル・マリナーズでの功績はよく知られている。

イチローは、史上最高のアベレージヒッターである。日本プロ野球(NPB)とメジャーリーグ(MLB)合わせての通算安打数において、歴代最多記録を保持している。プロ野球で1278安打、MLBで3089安打を記録した。4,367安打はピート・ローズのMLB記録4,256安打を上回る。 

2025年の野球殿堂入り投票では、イチローが殿堂入りするかどうかではなく、満票で選出されるかどうかが焦点となった。しかし、イチローは野球殿堂入りに選出された初の日本人選手となったものの、満場一致の選出には1票足りなかった。

MLBの歴史における満票殿堂入り選手や、イチローがどのようにして野球殿堂入りに選出されたかなどについてまとめる。

満票で野球殿堂入りした選手は?

野球殿堂入りした選手は数多くいるが、その中でも満場一致で選ばれたのはマリアノ・リベラだけだ。2019年の野球殿堂入り投票では、425票すべてがニューヨーク・ヤンキースの伝説的クローザーを支持した。

他にも、多くの選手が満票に近い得票率を記録していますが、満場一致で野球殿堂入りを果たした選手はいない。2020年には、ヤンキースのデレク・ジーターが1票及ばず99.74%の得票率にとどまった。また、2016年の野球殿堂入り投票でもケン・グリフィーJr.が440票中3票入らず、得票率は99.32%だった。

唯一の満票での野球殿堂入り

リベラは初めて、そして唯一、満場一致で野球殿堂入りを果たした。2019年の野球殿堂入り投票では、全425人がリベラに投票し、MLB殿堂の歴史に名を刻んだ。

2019年野球殿堂入り結果

リベラは2019年に野球殿堂入りを果たした4人のうちの1人だった。その年の殿堂入りはMLB歴代最多の通算セーブ数を誇るリベラに加え、ロイ・ハラデイとマイク・ムッシーナ、そしてエドガー・マルティネスが選出された。 

以下は、2019年の野球殿堂入り投票結果となっている。

選手投票者数投票数投票率
マリアノ・リベラ425425100%
ロイ・ハラデイ42536385.41%
エドガー・マルティネス42536385.41%
マイク・ムッシーナ42532676.71%

イチローはマリノ・リベラに並べたのか?

イチローは史上2人目となる満場一致での野球殿堂入りとはならなかった。

それでも、イチローは有資格初年度で野球殿堂入りを果たし、1票を除いた全投票で野球殿堂入りに選出された。

野球殿堂入りを果たした日本人選手は?

イチローは日本人選手がMLBで活躍する道を切り開いた。そして、イチローは野球殿堂入りについても同様のことを成し遂げた。

野球殿堂入りを果たしたことで、イチローは初の日本人選手として歴史的な快挙を達成した。これまで、日本人選手で野球殿堂入りを果たした選手は他にいない。

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原文:Unanimous Baseball Hall of Fame inductees: Ichiro falls one vote short of joining Mariano Rivera in MLB history
翻訳・編集:佐藤瑞紀(スポーティングニュース日本版編集部)

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