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タイガースが2人のベテラン投手獲得でブルペンの選手層を補強

コントリビューター
石山修二 Shuji Ishiyama
コントリビューター
Matt Sullivan
タイガースが2人のベテラン投手獲得でブルペンの選手層を補強 image

デトロイト・タイガースはトレードデッドラインを前に、ブルペンの補強という明確な課題を抱えていた。この課題を、タイガースはいくつかのトレードで解決し始めた。

まず現地30日(水)の夜遅く、タイガースはアトランタ・ブレーブスからラファエル・モンテロを獲得した。交換要員としてタイガースはマイナーリーグの内野手ジム・ジャービスを放出する。

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(タイガースは、マイナーリーグの内野手ジム・ジャービスとの交換トレードで、アトランタ・ブレーブスから右投手のラファエル・モンテロを獲得した。)

34歳のモンテロはメジャーリーグ11年目のベテランで、ニューヨーク・メッツ、テキサス・レンジャーズ、シアトル・マリナーズ、ヒューストン・アストロズ、アトランタ・ブレーブスでプレーしてきた。今シーズンはアストロズとブレーブスでプレーし、0勝1敗、防御率5.40の成績を残している。彼のベスト・シーズンは2022年のアストロズ時代で、71試合に登板し、5勝2敗、防御率2.37の成績を残した。

そして翌31日(木)の朝、タイガースは別のリリーフ投手獲得のトレードを最終調整している。今回のターゲットはクリーブランド・ガーディアンズ所属のベテラン右腕だ。『The Detroit News』のクリス・マッコスキー氏によると、タイガースはガーディアンズとのトレードでポール・シーウォルドを獲得する見込みとなっているという。

(情報筋によると、タイガースはクリーブランドからリリーフのポール・シーウォルドを獲得する。彼は過去3シーズンで30%の空振り率を記録している。トレードの詳細は後日発表されるが金銭保証または後日発表の選手とのトレードとなる可能性がある。)

シーウォルドは、メジャーリーグで複数のチームを渡り歩いてきたベテラン投手だ。ニューヨーク・メッツでキャリアをスタートし、その後シアトル・マリナーズに移籍すると、マリナーズでは3シーズンで防御率2.88を記録した。

2023年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスにトレードされ、アリゾナでの1年半では防御率4.08を記録した。しかし、2025年にガーディアンズに加入して以降は苦戦を続けており、今シーズンは18試合に登板して防御率4.70となっている。なおシーウォルドは現在故障者リスト入りしており、復帰は9月前半が見込まれている。

ただ、マッコスキー氏が報じているように、タイガースはシーウォルド獲得で大きな代償を支払うことはないだろう。交換要員は、後日発表される選手または現金での補償となる可能性が高いからだ。タイガースにとってみれば、ブルペンで試す価値のある安価なオプションだ。

メジャーリーグでのキャリアを通じて、35歳のシーウォルドは通算防御率4.11、86セーブをマークしている。9シーズンで計391.2イニングを投げ、458三振を奪っており、キャリアを通じて平均レベルのリリーフ投手として活躍してきた。

このトレードはデトロイトにとって、リリーフ投手を補強するためのもう一つの動きであり、トップクラスの選手ではないものの、ポストシーズン進出を目指す上で必要となる選手層の厚みをもたらすはずだ。

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原文:Tigers trade for veteran Guardians 4.70 ERA reliever
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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