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メジャー屈指の好投手スキーンズを巡るトレードの噂にパイレーツは改めて『NO』

コントリビューター
石山修二 Shuji Ishiyama
コントリビューター
Colin Keane
メジャー屈指の好投手スキーンズを巡るトレードの噂にパイレーツは改めて『NO』 image

Charles LeClaire-Imagn Images

優勝争いから遠く離れた位置にいながらも、ピッツバーグ・パイレーツの話題がニュースの見出しを飾らない日はない。

現地28日(水)時点でパイレーツはメジャーリーグで下から4番目の成績(21勝36敗)だ。通常であれば何ら注目を集める存在ではない。

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だが、パイレーツにはポール・スキーンズがいる。チームが低迷を続ければ続けるほど、パイレーツが若手有望株のスキーンズをトレードするかどうか、交換要員は誰になるかといった記事が後を絶たない。

一記者の視点で言えば、スキーンズは大きなマーケットのチーム、または優勝争いができるチームでプレーしている方が、スポーツ界全体にとって良いことだと思われる。

しかし、それはパイレーツにとってのベストではない。水曜日の夜、チームの経営陣がそう考えていることを米全国紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者が報じた

「パイレーツのドン・ケリー監督は、ポール・スキーンズの圧倒的な投球を見るたびに、彼がジャスティン・バーランダー(元ジャイアンツ)、マックス・シャーザー(現ブルージェイズ)と共にタイガースにいた頃を思い出すと語った」とナイチンゲール氏はX(旧Twitter)に投稿した。

「パイレーツは、スキーンズをトレードするつもりはないと強調している」

ニューヨーク・ヤンキース、ボストン・レッドソックスをはじめとする大市場チームのファンは、少なくとも当面の間はスキーンズ獲得を諦めるべきだろう。2023年MLBドラフト全体1位指名選手は、今のところはピッツバーグに残留する見込みだ。

スキーンズは今季もここまでパイレーツで12試合に先発し、75回1/3を投げて防御率2.15を記録している。

1年目から驚異的な活躍を見せたスキーンズのキャリア通算記録は208回1/3を投げて防御率2.03、247奪三振となっている。

5月29日で23歳となるスキーンズは、昨季の活躍でオールスターに選出され、ナショナルリーグ新人王にも輝いた。トレードを妄想するのはいつでも楽しいものだが、これだけのタレントを今手放すのは正気の沙汰ではないだろう。

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原文:Pirates provide important trade status update on Paul Skenes
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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