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パイレーツのポール・スキーンズにとってオールスターでの楽しみは「スクーバルと話すこと」

石山修二 Shuji Ishiyama

Matt Sullivan

パイレーツのポール・スキーンズにとってオールスターでの楽しみは「スクーバルと話すこと」 image

デトロイト・タイガースは、昨年サイ・ヤング賞に輝いたエースを2年連続でオールスターゲームに送り出す。タリク・スクーバルは昨年よりもさらに高いレベルでのピッチングを続けており、2年連続のサイ・ヤング賞獲得も期待される。

同様に素晴らしいシーズンを送っているピッツバーグ・パイレーツのエース、ポール・スキーンズは、米全国紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール氏の記事の中で、オールスターゲームでスクーバルと今シーズンのパフォーマンスについて話すのを楽しみにしていると語った。

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「最高だね」とスキーンズは語った。

「何よりも彼と2人で話して、普段何をどうやっているか聞きたいんだ。前にも少し話したことはあるけど、彼が去年以上のレベルで今年も活躍し続けているのを見るのはホント、最高にクールだ」

昨年のスクーバルはオールスター選出に加え、サイ・ヤング賞と投手三冠王(勝利数、防御率、奪三振数)を獲得した。勝利数18勝、WAR6.4、奪三振228個はいずれもMLBトップ、防御率2.39はアメリカン・リーグでトップの数字だった。

そして2025年はさらに素晴らしい成績を残している。ここまで18試合に登板してWAR4.4、防御率2.02、10勝2敗を記録し、116イニングで148奪三振をマークしている。

細かなスタッツにおいてもスクーバルは大きな変化を見せている。

例えば、2024年のWHIPは0.922と素晴らしい数字だったが、2025年はリーグトップの0.810に改善している。9イニングあたりの被安打数、被本塁打数はわずかに減少しており、与四球率も9イニングあたり0.5少なくなっている。また、奪三振率は9イニングあたり11.5個で、2024年の10.7を上回っている。だが最も印象的なのは、三振と四球の比率が昨年の6.51から今季は10.57と大幅に改善されている点だ。

スクーバルは印象的な2024年の活躍を上回るピッチングを2025年も見せ続けている。その秘訣をスキーンズが学びたいと考えるのも頷ける。

多くの選手がその投球についてスクーバルの話を聞きたいと思っているだろうが、今年のナ・リーグのサイ・ヤング賞候補であるスキーンズもその1人だという事実そのものが、今季のスクーバルの素晴らしさを表していると言えるだろう。

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原文:Paul Skenes says 'it would be cool' to talk with Tigers' Tarik Skubal at All-Star game
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Matt Sullivan

Matt Sullivan is a freelance writer for The Sporting News, predominantly covering MLB. Matt is a native of Pennsylvania and has worked with Athlon Sports, Last Word on Sports, and other outlets.