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本塁打レースでMLBトップに立つマリナーズのキャル・ラリーの活躍ぶりを元レッズの名選手ジョニー・ベンチ氏が称賛

コントリビューター
Billy Heyen
コントリビューター
石山修二 Shuji Ishiyama
本塁打レースでMLBトップに立つマリナーズのキャル・ラリーの活躍ぶりを元レッズの名選手ジョニー・ベンチ氏が称賛 image

現在のメジャーリーグで最も優れたキャッチャーは、シアトル・マリナーズのスラッガー、キャル・ラリーだろう。

そのラリーのプレーぶりはMLB史上最高のキャッチャーとして知られるシンシナティ・レッズのレジェンド、ジョニー・ベンチ氏の注目も集めている。

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ゴールドグラブ賞に10度、オールスターに14度選出され、MVPを2度受賞したレッズ黄金時代『ビッグレッドマシン』の主力の1人であるベンチ氏が、米全国紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール氏のインタビューでラリーについて語った。

「私は彼のことを注意深く見ている。本当の話だ。彼の打つ姿、特に二塁や三塁のランナーを返そうと逆方向へ流し打つ姿勢が好きだ。他の選手と違って怖がる様子を見せないスローイングも好きだ。リードもいい。打点をあげているところもいい。彼のプレー全てが好きだ。ただただ素晴らしい」

そして、ベンチ氏はラリーに最高の賛辞を贈った。

「彼のような選手は、このスポーツの歴史を紐解いても14人、15人くらいしかいない」

ナイチンゲール氏がラリーにこのベンチ氏の言葉を伝えると、『ビッグ・ダンパー』ラリーは興奮した様子を見せたという。

「最高だね。彼は間違いなく唯一無二の存在だ」とラリーは言った。

「彼は素晴らしかった。古き良き時代の選手だ。野球のことをよく知っているし、話すのも好きで、たくさんのエピソードが残っている。年を取るとともにキャッチャーとして自分をケアすることが重要だと強く強調していた。そのことで彼から多くのアドバイスをもらった」

「ただ、彼の話で最も重要なのは得点圏にランナーがいる時のことだった。打者としてすべきことはランナーを返すこと、打点を稼ぐ選手になることだと教えられた。この二つは今でも自分は大切にしている。焦らず、無理をせず、ただランナーを返すこと。彼はその点を特に重視していた」

現地6月17日(火)のレッドソックス戦でホームランを放ったラリーは現在27本で両リーグを通じて本塁打数でトップに立っている。

ラリーはサルバドール・ペレス(2021年、ロイヤルズ)が持つキャッチャーのシーズン最多本塁打記録48本を破るペースで打ち続けている。ベンチ氏がオールスターブレイク前に記録した28本塁打という記録はおそらくラリーによって塗り替えられることになるだろう。

守備面では昨シーズン、最高の守備選手に贈られるプラチナ・グローブ賞を受賞したばかりだ。

ラリーの現在のパフォーマンスはメジャーリーグの歴史でも極めて稀なものだ。そして、その素晴らしさを認めるベンチのようなレジェンドが存在することは、野球というスポーツが世代を超えて織り成してきた素晴らしい視点と言えるだろう。

※コメント原文のまま翻訳、実際には昨年2024年シーズンにゴールドグラブ賞を受賞。

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原文:Mariners' Cal Raleigh has impressed MLB's best catcher ever: Reds legend Johnny Bench
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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