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24打数0安打のスランプをようやく脱したジャズ・チザムJr.の寒さを乗り切る方法とは

コントリビューター
石山修二 Shuji Ishiyama
コントリビューター
Jackson Roberts
24打数0安打のスランプをようやく脱したジャズ・チザムJr.の寒さを乗り切る方法とは image

ジャズ・チザムJr.は、多くのニューヨーク・ヤンキースの打者同様に、開幕当初を最高のスタートを切った。だが、ヤンキースが直面した冬のような気候が彼のバッティングを急激に冷え込ませた。

ここ数週間のヤンキースの行く先々には、厳しい寒さが付きまとっていた。ピッツバーグではどんよりとした曇り空、デトロイトでは凍えるような寒さ、ブロンクスに戻った週末は肌寒く雨模様だが待ち受けていた。

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チザムは本拠地での開幕シリーズで27打数7安打、4本塁打、OPSは1.162と絶好調だった。だがそれ以来は35打数3安打、14三振とまるで結果を残せず、現地12日(土)のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で本塁打を放ち、ようやく24打数0安打のスランプを脱した。

試合には敗れたものの、厳しい時期を経て、チザムがようやく結果を出したことは明るい兆しと言える。試合後チザムは、ヤンキースがこれまでプレーしてきた極寒のコンディションをどのように乗り切ってきたかを語ってみせた。

「大量のワセリンだよ」とスポーツニュースサイト『The Athletic』のブレンダン・クーティ記者はチザムのコメントを紹介している。

「ワセリンがオススメだ。送ってほしいくらいだよ。トレーニングルームで温めるものを大量に使うんだ。試合開始前にホットタブに入るし、クリームは何層にも塗る。とにかくたくさんだ。寒い中でプレーするにはとにかくたくさん必要なんだ」

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だが、チゾムは寒さを自分の不振のせいにする訳ではなく、そんな中でも試合に出続け、チームのために結果を残す必要があると示唆した。

「契約書には、気温4度以下ではプレーしないとは書いていないからね。毎日外に出てプレーし、ベストを尽くすしかないんだ」

ヤンキースは言い訳はしないという姿勢をチーム全体で貫いているが、不振の理由はいくつもある。寒さだけでなく、相次ぐ先発投手の負傷の影響は出始めている。

それでも、ニューヨークと首位とのゲーム差はまだ0.5ゲームで、シーズンはまだ始まったばかりだ。チザムをはじめとする打線が再び調子を上げれば、追劇が展開できるだろう。

原文:Jazz Chisholm Jr. makes quip about Yankees contract after breaking 0-for-24 slump
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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