ロサンゼルス・ドジャースのレジェンドであり、現在は解説者を務めるオレル・ハーシュハイザー氏は現地4日(金)の夜、ヒューストン・アストロズがロサンゼルス・ドジャースと対戦した際、2017年ワールドシリーズの歴史を掘り起こす寸前まで踏み込んでいた。
そのワールドシリーズでアストロズがサイン盗みの不正行為を働いたとするスキャンダルは有名な話だ。アストロズはその年のシリーズを制したが、その後も数年間にわたってスキャンダルは続いた。
あれから10年近くが経ったその夜、アストロズがドジャースを18-1の歴史的大差で粉砕した試合中、ハーシュハイザー氏は「アストロズの打者は変化球が来ることを知っていたかのようにスイングしていた」とコメントし、そのスキャンダルを思い起こさせた。
だが、ドジャースの三塁手マックス・マンシーは8日(火)にこの件について逆の考えを持っていると語った。マンシーは、ベン・カスペリアスが投球を読まれていたため、打者は次の投球を予測できていた可能性があると指摘した。
「何が来るか、彼らは知っていたと思うか? ああ、そう思う。彼らが不正行為をしていたと思うか? いや、投手が読まれていただけで、それを防ぐのは自分たちの責任だ」
マンシーはエリック・クラッツ氏とA.J.ピアジンスキー氏がホストを務めるポッドキャスト番組『Foul Territory』に出演し、そう語った。
「それは不正行為じゃない。ゲームの一部だ。良いチームはそうするものだ」
マンシーは、ドジャースがヒューストンとワールドシリーズで対戦した年、ドジャースのAAAに所属していた。マンシーによれば、ドジャースは相手投手を読むことに長けていたと言う。
「フィールドでは自分がしていることに常に注意していなければならない。相手チームに何も漏らしたくないからね。自分たちはそれを何度も活用してきた。今度は自分たちが解決方法を見つける必要がある。それは不正行為ではなく、単なるゲームの一部だ」
原文:Dodgers star defends Astros cheating conspiracy
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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