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ドジャースのムーキー・ベッツがドラフト前のパドレスとの関係を明かす

石山修二 Shuji Ishiyama

Matt Sullivan

ドジャースのムーキー・ベッツがドラフト前のパドレスとの関係を明かす image

ロサンゼルス・ドジャースはナショナルリーグ西地区の首位を走り、3位のサンディエゴ・パドレスに2ゲーム差をつけている。ムーキー・ベッツの存在が近年のチームの成功の大きな要因となっていることは間違いない。

ベッツのような選手を擁することは、チームにとって大きなメリットとなる。もしパドレスが2011年のMLBドラフトで彼を指名していれば、同様の感覚を味わえたかもしれない。

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ポッドキャスト番組『On Base With Mookie Betts 』にパドレスのジャクソン・メリルを迎えた回で、ベッツは自身がパドレスにドラフトされる可能性があったことを明かした。

「パドレスは実際に自分のことを最も熱心に追っていたチームだった」とベッツは語った。

「忘れないよ。自分はパドレスの一員になるものだと思っていた。スカウトのことも、全てを覚えている。彼とは本当に何日も会った。特別なワークアウトをしたことも、打撃練習をしたことも…『パドレスで決まりだ』と思っていた。でもドラフト当日になったら、当然ながら状況は変わった。びっくりだった」

ベッツは2011年のMLBドラフト5巡、パドレスの指名直前の1つ前の順位でレッドソックスに指名されて加入、2018年のワールドシリーズ制覇に貢献した。ベッツを指名された後、パドレスが指名した選手はマーク・ポープだった。

その年、パドレスはベッツが指名されるまでに8人の選手を指名している。ベッツよりも先に指名されたのはコーリー・スパンジェンバーグ、ジョー・ロス、マイケル・ケリー、ブレット・オースティン、ジェイス・ピーターソン、オースティン・ヘッジズ、マット・アンドリース、コビー・ヘブナーだった。

ヘッジズとロスは堅実なメジャーリーガーとなり、スパンジェンバーグとアンドリースのように日本のプロ野球でプレーした選手たちもいる。しかし、ベッツがレッドソックスで成し遂げたインパクトとは比べ物にならない。

もちろん、彼がパドレスのシステムでどうなっていたか、パドレスのワールドシリーズを制覇に貢献できたかどうかは誰にも分からない、ベッツがパドレスに指名されると予想していたほどの関係を築きながら、8回のチャンスをいずれも彼の指名に使わなかったことは今振り返ると痛恨の極みだろう。

パドレスがベッツを指名する可能性があった事実を知ると、ベッツは同地区内のドジャースにいるだけに痛手に感じられる。パドレスはこの先、ドジャースのスター選手となったベッツと毎年対戦しなくてはならないからだ。パドレスがベッツを指名していれば、歴史は大きく変わっていたかもしれない。

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原文:Dodgers' Mookie Betts reveals he was almost drafted by Padres
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Matt Sullivan

Matt Sullivan is a freelance writer for The Sporting News, predominantly covering MLB. Matt is a native of Pennsylvania and has worked with Athlon Sports, Last Word on Sports, and other outlets.