テオスカー・ヘルナンデスの後釜にドジャースが狙う鈴木誠也、カブスは放出に消極的と米報道

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ロサンゼルス・ドジャースは、フリーエージェンシーでテオスカー・ヘルナンデスを失うかもしれないリスクに直面している。そうなれば、トレードやフリーエージェント獲得による穴埋めを画策する必要がある。しかし、ドジャースの思い通りにはいかないかもしれない。

米スポーツニュースサイト『The Ateletics』のケン・ローゼンタール記者は、ヘルナンデスの後釜の選択肢としてシカゴ・カブスの外野手、鈴木誠也の名前を挙げた。しかし、外野陣が充実していても、カブスに鈴木を移籍させるつもりはないかもしれないとも指摘した。

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「球団の意向に詳しい筋によると、カブスはカイル・タッカーを獲得した後でも、鈴木をトレードに出すつもりはない」とローゼンタール氏は書いている。

「カブスの見立てでは、右打者の市場は選手層が薄い。MLB3シーズン通算でOPS.824を記録してきた鈴木に代わる選手を見つけるのは難しいだろう」

カイル・タッカーを獲得したことで、カブスにはタッカー、イアン・ハップ、ピート・クロウ・アームストロングの3人が外野に並ぶ。鈴木をトレードに出すことには何の問題もないはずだ。

鈴木は2022年、カブスと5年総額8500万ドル(1ドル157円換算で約133億4500万円)の契約を結んだ。しかし、今ではチームでの役割に不満を抱いているかもしれない。米ケーブル局『ESPN』のジェシー・ロジャース記者によると、鈴木の代理人は鈴木がフルタイムの指名打者になることを望んでいないと語っている。

鈴木にはヘルナンデスほどのパワーはない。しかし、彼は2024年にキャリアハイの21本塁打を放ったばかりで、メジャー3シーズン通算で55本塁打を記録している。ドジャースで同郷の大谷翔平と山本由伸とチームメイトになることは完璧な組み合わせのように思える。

だが、カブスが鈴木を手放すことに難色を示せば、ドジャースの選択肢は限られ、痛手となる可能性がある。アンソニー・サンタンデールは、ドジャースの考える予算額を超えてしまう可能性があるし、ルイス・ロバート・ジュニアをトレードで獲得するには、交渉条件が厳しそうだ。

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原文:Dodgers could have trouble trading for $85 million Teoscar Hernández replacement
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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