ロサンゼルス・ドジャースは当初、現地4月6日(日)にブレイク・スネルを故障者リストに登録した。しかしながらその後、5月17日(土)には15日間の故障者リストから60日間の故障者リストへと移行した。
2度のサイ・ヤング賞、防御率で2度のリーグトップに輝き、オールスターにも1度選出経験のあるスネルはこのオフ、ドジャースと5年1億8200万ドル(1ドル約143円換算で約260億2600万円)の契約を結んだ。そのスネルが投球練習を再開し、地元ラジオ局『AM 570 LA Sports』に出演した際にリハビリの進捗状況を報告した。
「今は120フィート(約36.5メートル)から投げています。痛みはないし、調子は良いです。興奮しています。チェンジアップをいくつか投げてみた時には、涙が出てきたくらいです」とスネルは笑いながら語った。
「本当にワクワクしています。待ちきれない。契約した時は本当に興興していたし、これを望んでいました。それなのにこうして待たなくてはいけないのは辛いですけど、長いプロセスなので、ゆっくり準備を整え、投げられるようになったらすぐに結果を出せるようにしたいと思っています」
スネルは昨シーズンもシーズン序盤の不調にもかかわらず、最終的に3.12の防御率を記録した。サイ・ヤング賞受賞の時や昨シーズンの後半のような状態の彼が戻ってくるのであれば、ドジャースにとっては大きなチーム強化となる。
2024年シーズン後半のスネルの防御率は1.45だった。ドジャースでの2度の先発登板でも9イニングで自責点2点しか許していない。9イニングあたりの三振数で歴代1位の記録を持つ彼の復帰は、ドジャースの投手陣には圧倒的な優位をもたらすはずだ。
ドジャースの投手陣の中で復帰を目指しているのはスネルだけではない。大谷翔平、タイラー・グラスノー、佐々木朗希といった投手たちは現在ローテーションから外れている。彼らが復帰してきた時のドジャース先発陣は、他チームにとって脅威以外の何者でもないだろう。
原文:Dodgers Blake Snell 'shed a tear' after latest injury update
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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