ヤンキースとのプレシーズンゲームに臨んだノーラン・アレナド、移籍先候補へのアピールを否定

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26日(水)、ニューヨーク・ヤンキースがセントルイス・カーディナルスを迎えてタンパで行われた試合はある理由から大きな注目を集めた。

ごく普通のスプリングトレーニング序盤の試合ではあったが、8回にわたってオールスターに選出されたノーラン・アレナドは、この試合のために3時間の道のりをタンパまで移動して試合に出場した。アレナド級の選手が、キャンプ序盤にこのような移動を行うのは普通のことではない。

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オフの間からずっとヤンキースとカージナルス間でトレードの話が噂されていることから、インターネット上では移籍先にアレナドを披露するためだったのでという説が広まったのも不思議ではない。

しかし、ゴールドグラブ賞を10回受賞しているアレナドは、ヤンキースに自分のスキルを披露するためにこの遠征に参加したわけではないと否定した。

「そんなことはない」とアレナド選手は米紙『ニューヨーク・ポスト』に語った

「まだスプリングトレーニングの3日目、自分をアピールするにはふさわしくない日だ」

彼の言葉はその通りだろう。クリーンナップに入ったアレナドはこの日、3打数無安打2三振、前に飛んだ打球はセカンドへのソフトなライナーに終わり、ヤンキースのファンを興奮させるような活躍は披露できなかった。

アレナドは、元チームメイトのポール・ゴールドシュミットやDJ・レメイヒューに会いたかったこと、火曜日にオフがあったので2日連続で出場しない状況は避けたかったことなど、他の要因についても言及した。

経済的にもスタイル的にも、アレナドはヤンキースにはフィットしないという意見がある。ニューヨークは3億100万ドルを超えて課せられるぜい沢税を回避することに固執しており、アレナドのボールを引っ張るバッティングスタイルはニューヨークではうまく機能しないだろう。

いずれにしても、タンパへの「お披露目」旅行に関する様々な話はすべてから騒ぎに終わったようだ。

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原文:$260M star takes hard stance on Yankees 'showcase' in odd spring training appearance
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)