フィリピンの英雄マニー・パッキャオがリングへと戻ってくる。
現在46歳のパッキャオは7月19日(土)、WBC世界ウェルター級王者のマリオ・バリオスに挑戦すると米ケーブル局『ESPN』のアンドレアス・ヘイル氏が報じた。
8階級制覇という前人未到の快挙を成し遂げたパッキャオは2021年に72戦62勝の戦績を残し、史上最高のボクサーの一人として現役を退いた。今年6月第1週に予定される世界ボクシング殿堂入りを果たす予定となっている。
ここでは、パッキャオの現役復帰に関する情報をまとめる。
パッキャオの現役復帰戦はいつ?
マニー・パッキャオは7月19日(土)、マリオ・バリオス(アメリカ)とWBCウェルター級王座を賭けて対戦することが決定した。バリオスの戦績は29勝2敗1分、最初の敗北を喫するまでデビューから26連勝を飾っていた。
バリオスはこの1年、WBC世界ウェルター級のタイトルを保持してきた。直近の試合は昨年11月24日にアベル・ラモス(アメリカ)と対戦し、引き分けでタイトルを防衛した。
パッキャオはいつ引退した?
パッキャオは2021年8月、ラスベガスでヨルデニス・ウガス(キューバ)と対戦し、ユナニマス・デシジョンで判定負けを喫し、ボクシングから引退した。この敗戦はパッキャオにとって最後の8試合で3敗目、最後の13試合では5敗目の敗戦となり、最初の59試合でわずか3敗しか喫してこなかったパッキャオのキャリアにおいて大きな転機となった。
リングを離れていた間、パッキャオは政治活動に専念し、2022年のフィリピン大統領選挙に同国で最も有名なセレブリティの一人として立候補した。2022年5月9日の選挙では、パッキャオは6.8%の得票率で3位に終わり、ボンボン・マルコス氏が圧勝で当選した。
その一方で、これまでにも現役復帰が囁かれてきたほか、昨年7月には『超RIZIN.3』で安保瑠輝也と対戦するなど現役継続への思いも見せていた。
パッキャオは現在、大統領立候補前の2016〜2022年まで務めたフィリピン上院議員に改めて立候補している。
パッキャオの年齢は?
パッキャオは現在46歳、2019年の試合で獲得したウェルター級タイトルの奪還を目指している。
パッキャオの戦績は?
パッキャオが2021年にボクシングから引退した時の戦績は62勝8敗2分、史上最高のボクサーの一人という評価を受けている。
原文:Manny Pacquiao comeback, explained: Filipino boxing star ends retirement to face Mario Barrios after four years
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)