【速報】井上尚弥がネリに6回TKO勝ち!武居は9戦目で世界王者に、弟・拓真は3-0勝利で防衛!阿久井は桑原との再戦に判定勝ち|試合経過・結果・ハイライト|5.6 東京ドーム

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

井熊知也 Tomoya Ikuma

【速報】井上尚弥がネリに6回TKO勝ち!武居は9戦目で世界王者に、弟・拓真は3-0勝利で防衛!阿久井は桑原との再戦に判定勝ち|試合経過・結果・ハイライト|5.6 東京ドーム image
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5月6日(月・祝)、東京ドーム『Prime Video Presents Live Boxing 8』にて、スーパーバンタム級4団体統一王者『モンスター』井上尚弥 vs『悪童』ルイス・ネリが行われた。井上尚弥が1Rでダウンを奪われながらもその後計3度のダウンを奪ってルイス・ネリに6RTKO勝ち。

また、武居由樹はモロニーとの死闘を制し、9戦目にしてWBO世界バンタム級王者に。弟・拓真は3-0の判定勝利でWBA同級王座の防衛に成功。WBA世界フライ級王者のユーリ阿久井政悟は桑原拓との再戦に判定勝ちを収めた。スポーティングニュースは、世界4大タイトルマッチをリアルタイム速報で伝えた。

関連記事:劇的KOショーとなった「井上vsネリ」直前オッズはどうだった?(外部配信)


■井上まさかのキャリア初ダウンから、圧巻のKOショーで悪童成敗!

『モンスター』井上尚弥は、ここ数年ですべてを手にしたかに思えるほどの結果を挙げてきた。2階級目の4団体王座統一は、バンタム級達成からわずか1年で実現した。名門誌『The Ring』(リングマガジン)など著名メディアのパウンド・フォー・パウンドで1位を獲得し、今もトップクラスに君臨する。

そんな井上が次に目指したのが、マイク・タイソン以来、34年ぶりの東京ドーム・プロボクシング興行で日本人初のメインイベントに立ち、その偉業舞台で日本ボクシング界の「怨敵」であるルイス・ネリを迎え撃つことだった。

山中慎介とのWBC世界バンタム級タイトルマッチを巡る2度の愚行(ドーピング、体重超過)から、日本での資格を停止された『悪童』ネリとの試合は、少なからず反発もあったが、「悪童成敗」というストーリーは、東京ドームという決戦場に打ってつけだった。

ただ、「仇討ち」と「ネリの再犯可能性」に話題が集中することになったが、その結末は、エンターテイナー井上による「映画のようなKOショー」だった。

前日計量を-500gでパスしたネリを見直す声もあったが、東京ドームに集まった観衆は、しっかりと大きなブーイングで応えた。井上はノニト・ドネアとの第2戦以来となる、布袋寅泰氏の「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」生演奏パフォーマンスでの入場。ド派手なパイロ(花火)にドーム全体が沸き立った。

第1R、井上はいきなりオーバーハンドの右フックを見せた。様子見は必要ないという意思表示かのようだった。ところが、その大胆な出方は裏目に出る。右アッパーを浴びせたあと、ネリのカウンター左フックをもろに浴びてしまったのだ。

完全なクリーンヒットにあの井上が尻もちをついた。井上自身まさかのキャリア初ダウンだった。『パンテラ』(黒豹)の異名通り、ネリはここで逃すかとばかりに猛打を浴びせたが、井上は逃げ切った。

2R開始前、井上は気合を入れ直した。ネリの脅威の一端を味わった東京ドームの大観衆は、左フックが出る度にどよめいた。だが、ネリの左フックを待っていた井上は、スウェイでかわすや見事な左カウンターで逆襲。ダウンを奪い返した。

それ以降ネリは勢いを失った。ネリのパンチが空を切り、井上のジャブ、左ボディが刺さる。すっかり興に乗った井上は「アゴを打ってこい」のゼスチャーから即座に右ストレートを放つ。歓声が爆発した。

5R、額を突き合わせての打ち合いの中、井上の稲妻のような左フックで2度目のダウンとなったネリ。6R、井上はネリの底力を見たいのか、手を出さずに打たせ続けたが、「読み切った」とばかりに右ストレート。

Naoya Inoue completely KOs Luis Neri
(時事)

ネリはロープを背にしたこともあり、まるでダンシングフラワーのように身体をバウンドさせながらマットに崩れ落ちた。劇的なTKOでの終幕だった。

ボクシングデータベースサイト『CompuBox』によると、今回井上は計239発中107発をヒットさせた(44.8%)。対してネリは計194発中54発のヒット(27.8%)。ジャブは井上が45/112発(40.2%)、ネリが20/70発(28.6%)、強打は井上が62/127発(48.8%)、ネリが34/124発(27.4%)だった。

この数字から見ても井上が圧倒的だったことがわかるだろう。

結局、最初のピンチすら演出だったかのような圧勝劇を見せつけた井上は、試合後もゴキゲンだった。

ネリを倒した瞬間について「1ラウンドのダウン、サプライズどうだったでしょうか?」とおどけつつ、「(ピンチになって)自分自身、燃え上がるところがあるので、ハイテンションで試合をしました」と答えた。また、ネリとダウンを奪い合った展開における、コーナーの父・慎吾氏や弟・拓真とのやりとりについて聞かれると、「ダウンした瞬間のことなんて覚えてるわけないじゃないですか!」と笑いながら振り返った。

自身も会心の勝利を得て、ネリとも握手をして感謝の言葉を述べた。そして4万人を超える観客に「満足できる試合だったのではないでしょうか」と自画自賛した井上だが、早くも次戦の目処が立っている。

IBF指名挑戦者のサム・グッドマンがリングに上がると、井上自身が「9月頃対戦できるように交渉している」と報告。当のグッドマンも「絶対やりましょう」と返し、両者は握手をかわした。

悪童成敗という劇的KOショーを披露した『モンスター』は、2024年内に3試合を予告しており、さらなる興奮を我々に見せてくれるようだ。

セミの武居は全戦KO勝利逃すも世界王者に! 拓真も強さを見せる判定勝ちでWBA王座を防衛

8戦8KO勝利で世界挑戦となった武居由樹は、WBO世界バンタム級王者ジェイソン・モロニーを猛打で翻弄。しかし徐々に実力を発揮するモロニーをKOできず、最終RではKO負け寸前に追い込まれた。それでもほどんどのラウンドを制したことで判定勝利で新王者に。

WBA世界バンタム級王者の井上拓真は、石田匠の長いリーチとジャブに手こずるも、自身の実力を試すような試合展開で優位に進め、3−0で判定勝ち。2度目の防衛とともに兄・尚弥へ勝利のバトンをつないだ。

リングサイドには、WBC王者の中谷潤人、同階級で世界戦を目指す那須川天心の姿もあった。2日前の5月4日には、大阪で西田凌佑がエマヌエル・ロドリゲスからIBF王座を奪い取った(西田は減量苦からスーパーバンタム級転向を示唆しているが)ことで、今や日本はバンタム王国として新たな黄金時代を迎えている。日本人同士の統一戦が年内にも勃発することは確実となった。

また、WBA世界フライ級タイトルマッチは、王者のユーリ阿久井政悟が終始横綱相撲といえる試合内容で圧倒。過去のKO負けのリベンジに燃えた桑原だが、一歩及ばず。阿久井が初防衛に成功した。


■リアルタイム速報・試合経過

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21:36 勝利した井上は、「みなさん、こんなに多くお集まり頂きありがとうございました!」と感謝を述べると、ネリを倒した瞬間について「最高だったんですけど、1ラウンドのダウン、サプライズどうだったでしょうか?」と笑いをとりつつ、「(ピンチになって)自分自身、燃え上がるところがあるので、ハイテンションで試合をしました。東京ドームでネリと試合に感謝します」と話し、ネリと握手をかわした。その後もネリに謝意を述べている。
コーナーの家族とのやりとりについて聞かれると、「ダウンした瞬間のことなんて覚えてるわけないじゃないですか!」。
「ここに駆けつけてくれた4万人のみなさま、満足できる試合だったんじゃないかと思います。今後も期待してください」と力強く宣言した。
また、IBF指名挑戦者のサム・グッドマンと9月頃のマッチアップを予告。グッドマンも「絶対やりましょう」と返し、両者は握手をかわした。

21:30 井上とネリが握手を交わし、お互いを称えあった。

21;27 井上がプロキャリア初のダウンを取られるも、無事に4団体防衛に成功。これで戦績は27戦全勝24KOとなった。

21:26 井上が右パンチをダブルで叩き込み、ロープ際に追い込まれたネリがダウン。ネリはマウスピースを吐き出し、立ち上がれず井上尚弥の勝利!

21:25 井上はネリにパンチを打たせる余裕をみせる。

21:24 お互いパンチの当たる距離で見合う。

21:24 第6R開始。

21:23 井上が2度目のダウンを奪い、第5R終了。

21:22 中間距離を嫌がり、距離を詰めるネリ。そこに井上は左フックで再びダウンを奪う。

21:22 井上のジャブの的中率が上がる。対するネリは圧力をかけ、大ぶりを狙う。

21:21 リング中央で足を止め、大きなパンチを振る両者。

21:20 第5R開始。

21:20 第4R終了。

21:19 しかしネリのフックにはまだ怖さがある。ネリも負けじと「コイコイ」と不敵な笑み。

21:18 井上がアゴを打ってこいとジェスチャーで示し、スティーブン・フルトン戦のように「コイコイ」と挑発! 流れを掴んだようだ。

21:17 ストレートとボディがヒットし、井上がタイミングを掴んできている印象だ。

21:16 第4R開始。お互い読み合いの展開になりつつある。

21:15 ネリのフックを警戒しているのか、井上の右手は顎をガード。第3R終了。

21:13 ネリの大ぶりに上体で交わす井上、パンチを見切ったか。

21:13 お互い前手で探り合い。隙を見つけるとパンチを叩き込む井上。

21:12 第3R開始。

21:11 井上がダウンを取り返し、第2R終了。ネリのダメージはそこまで大きくなさそうだ。

21:10 井上がカウンターの左でダウンを取り返した。

21:09 ネリのフックで会場が湧く。お互い前手で探り合い、井上が笑顔をみせる。

21:06 第1R開始。ダウンの影響は見られない井上。会場からは井上コール。

21:07 第1R終了。

21:05 左のフックで井上尚弥がキャリア初のダウン。ネリがすかさず詰める。

21:04 静かな立ち上がりから井上尚弥が大きな右を。対するネリも大きな左フック。

21:04 両者グローブを合わせ、第1R開始。オーソドックスに構える井上、対するネリはサウスポーに構える。

21:00 国歌演奏が終わり、両者コール。まもなくゴングだ。

20:57 両者の国歌演奏。

20:55 第1Rからネリは出てくると予想する声も多く、この試合の第1Rはネリの動きに注目だ。

20:52 王者の井上尚弥が入場、大橋ジム総出でリングへ向かう。これまでの戦績は26戦全勝23KOだ。身長は165cm、リーチは171cm。

20:49 挑戦者のネリが入場、メキシコの国旗を掲げながらリングへ向かう。ここまでの戦績は36戦35勝1敗27KOだ。身長は165cm、リーチは169cm。

▲スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ:井上尚弥 vs ルイス・ネリ

20:36 WBO世界バンタム級王者、武居の戦績は9戦9勝8KOとなった。

20:35 リングサイドには、バンタム級で世界戦を目指すことを宣言いている那須川天心の姿、拍手で武居にエールを送った。

20:34 勝利した武居は「足立区からきた武居由樹は世界チャンピオンになりました」と叫ぶと東京ドームに大きな歓声が湧いた。対戦したモロニーに敬意と感謝を述べ、また八重樫東コーチ、古川会長にも感謝し、同会長の誕生日を祝った。

20:31 わずか9戦目で世界王者に。

20:30 判定3-0(116-111x2/117-110)、新チャンピオン武居由樹!

20:29 両者すべてを出し切った様子だ。武居は初の判定へ。

20:28 武居のスタミナが落ちたところでモロニーがパンチを浴びせる。スタミナの落ちた武居にモロニーが果敢に前へ、武居がパンチを貰いながら12R終了、決着は判定へ。

20:27 武居のサークリングから踏み込みのパンチが目立つ。モロニーは自身のボクシングが作れない様子だ。

20:27 会場からは武居コールが起こる。

20:25 第12R開始。武居にとって12R突入は初。

20:24 中盤以降、武居のボディがヒット、モロニーの手数が極端に減る。第11R終了。

20:23 ここまで武居がポイントでは優勢の印象。モロニーは武居の左ボディを警戒してか自身のボクシング展開に持ち込めない様子。

20:22 第11R開始。リングサイドには武居の恩師、古川会長の姿も。

20:21 後半、武居のパンチで第10R終了。

20:20 武居がモロニーのパンチを誘い、そこにボディを狙う。

20:19 両者譲らないボクシング展開に。

20:18 第10R開始。

20:17 ここまで強打を当てているのは武居だが、モロニーは武居のパンチを見切ったのか、お互いクリーンヒットが減る。第9R終了。

20:16 踏み込むのタイミングで武居の鼻にバッティング。

20:15 打たせては返す、両者流れを掴ませないボクシングの展開へ。

20:12 第9R開始。

20:11 徐々にモロニーが武居の顔面にパンチを当てる。モロニーが圧力をかけ、それに武居がパンチを合わせるがモロニーの圧力が武居のパンチを上回っているか。第9Rへ。

20:10 モロニーが徐々に距離を詰めてきている。武居がモロニーの大きなパンチをもらう。

20:09 第8R開始。

20:07 第7R終了。

20:06 お互いパンチが交錯、その中でも武居のボディパンチが際立つ。

20:05 第7R開始。

20:05 モロニーが距離を縮め、戦い方を変えたか。第6R終了間際に強打を当てた武居。第7Rへ。

20:04 武居がサークリングしながらモロニーのパンチを誘う。

20:03 モロニーは武居のトリッキーな動きに困惑している様子だ。

20:02 ガードの上から強打を当てているのは武居。

20:01 お互いジャブを差し合う。

20:00 第6Rへ。ここまで武居が優勢の印象だ。

19:58 モロニーが前に出てくるところに武居が左を合わせる。武居は引き込みを狙っているのか。第6Rへ。

19:57 大きくガードを固めるはモロニー、武居は大きなパンチを狙う。

19:56 第5R開始。

19:55 モロニーから鼻血の出血が見られる。完全に武居の流れになったか、第5Rへ。

19:54 モロニーが武居のボディを警戒。武居がモロニーをロープ際に詰める。

19:53 武居が流れを掴み、モロニーが後手にまわる。自身のボクシングを作るため少しモロニーが圧力を上げる。

19:53 第4R開始。

19:52 モロニーは武居のボディに対応できていない様子だ。第4Rへ。

19:51 少し荒いが武居の腰の入ったパンチがモロニーを捉える。武居のボディパンチがヒットし、モロニーはガードを固める。

19:50 武居がプレッシャーを強める。頭を振りながら冷静にパンチを捌くモロニー。

19:49 第3R開始。

19:48 武居の力強いパンチが目立つ第2Rとなり、第3Rへ。

19:48 武居のボディが当て、クリンチに入るモロニー。

19:46 武居が大きなパンチを振り出す。それに対し冷静に試合を組み立てるモロニー。武居の左のパンチが再びローブローに入り減点1。

19:44 第2R開始。

19:43 特に大きな動きはなくジャブの差し合いで第1R終了。

19:42 武居のパンチにモロニーが合わせるシーンも。しかし武居のパンチが度々ローブローとなり、レフリーから注意が入った。

19:42 お互い立ち上がりはジャブの差し合いから入る。

19:40 両者グローブを合わせ、第1R開始。サウスポーに構える武居、対するモロニーはオーソドックスに構える。

19:38 両者の国歌演奏が終わり、両者の名前をコール。いよいよゴングだ。

19:33 戦績は武居の3倍!過去には井上尚弥とも対戦経験を持つ選手だ。

19:32 王者のモロニーが入場、リングへ向かう。これが2度目の防衛戦となり、ここまで29戦27勝2敗19KOと現在6連勝中だ。身長は165cm、リーチは170cm。

19:31 セコンドには八重樫氏の姿も。

19:28 挑戦者の武居が入場、リングへ向かう。ここまでの戦績は8戦全勝で全試合KO勝ちだ。身長は170cm、リーチは173cm。武居はこれが初の世界戦となる。

19:24 WBO世界バンタム級タイトルマッチ:ジェイソン・モロニー vs 武居由樹へ。井上尚弥に敗れたあと再起を果たしたモロニー。世界戦初挑戦で全戦KO勝ちの武居は9戦目での戴冠なるか。

▲WBO世界バンタム級タイトルマッチ:ジェイソン・モロニー vs 武居由樹

19:21 勝った拓真は、「想像以上の石田選手のジャブに苦戦しましたけど、唯一の収穫は勝てたことです」と反省。今後については「こんな内容では統一戦とか言ってられないので強いチャンピオンになりたい」と話した。

19:19 3-0で井上拓真が勝利。2度目の防衛に成功! 兄・尚弥に勝利のバトンをつないだ。

19:17 最終R、冒頭から打ち合う両者だが、ポイント的に余裕のある拓真が張り付くことでクリンチが頻発。しかし、残り1分をきって再び激しい打ち合いに。もみ合う中、拓真が石田を押し倒したところで時間切れ。判定へ。

19:14 第11R、インとアウトで攻める拓真、それにカウンターを合わせる石田と高度な技術戦に。場内が湧く中、最終Rへ。

19:10 お互い身体を合わせながらの密着戦。打ち合いの中で拓真は右アッパー3連打など優位な展開を作った。

19:07 第10R、石田は頭を下げて打ち合いに行くが、拓真はさらに下からコンパクトな連打で対抗。

19:05 拓真がクリンチを出てスッキリしない近接戦になると、石田にプッシュアウトされてスリップダウン。第9R終了後にレフェリーから拓真に「ノーホールド」と注意が入る。

19:03 第9R、色々試そうとする拓真だが、慣れてきた石田が近距離でもジャブを刺すようになる。

19:01 第8R、石田は拓真をロープに追い込むが、拓真は素早く左に回るようにステップインして距離を潰す。石田もこの動きに慣れてきたのか上手くさばけるようにはなってきた。

18:56 第7R、動きが鈍くなった石田に拓真は打ち合いを誘っての右アッパー。しかし、狙いすぎてガードが下がる場面もあり、石田のジャブを被弾。コーナーに戻ると父・慎吾氏からガードを下げるなと叱咤される。

18:53 石田はリーチを活かせず、距離を変えようと試みるも、拓真の返しに手を焼く。第7Rへ。

18:52 第6R、やはり距離をとった拓真だが、カウンターをとってコンビネーションで削りに行く。

18:50 拓真は本分のアウトボクシングを試すが、リーチのある石田がうまく合わせるようになってくる。第6Rへ。客席にはWBC王者の中谷潤人の姿も。

18:47 石田は単発気味だった手数を増やして拓真の動きを先に潰そうとするが、拓真は石田を振り回させるように距離を取る。

18:45 余裕がでてきた拓真は後半、石田を誘うような場面も見せる。第5Rへ。

18:44 第4R、拓真の戦術に手が出なくなる石田はジャブ以外の攻め手を探るが、拓真の緩急あるボクシングに上手くアジャストできない。

18:42 拓真の多彩なパンチを浴びた石田は鼻血を流している。第4Rへ。

18:40 第3R、石田にジャブを打たせないため、潜って張り付く拓真。離れれば石田のジャブに合わせてボディを刺すなど、巧みにペースメイク。

18:38 インターバル中、井上真吾トレーナーが拓真に「リードをとらせるな」と助言。第3R開始。

18:37 第2R、ダメージは大きくなさそうな拓真だが、後手に回った印象を払拭すべく、インファイトを仕掛けつつも、本来のアウトボクシングを折り混ぜる。第3Rへ。

18:34 石田は深追いせず、1R終了。

18:32 上背とリーチで大幅に優る挑戦者。石田がセンターをとって得意のジャブで距離を測る。王者・拓真も差し合いに臨むが、なんと石田の右カウンターで拓真がダウン!復帰したが流れが一気に変わった。

18:30 第1Rゴング!

18:27 タイトルマッチ認定を経て、王者からコール。

18:25 王者・拓真が入場。東京ドームの場内を見渡しながら、しっかりとした歩みでウォークイン。

18:21 青コーナー、挑戦者の石田が険しい表情で入場。テーマ曲はEurope『ファイナルカウントダウン』。

18:19 WBA世界バンタム級タイトルマッチ:井上拓真 vs 石田匠へ。王者拓真は前の試合からわずか2か月半での防衛戦。挑戦者の石田は最初の世界戦の敗戦から約6年半をかけてこの大舞台へ這い上がってきた。

▲WBA世界バンタム級タイトルマッチ:井上拓真 vs 石田匠

18:13 勝利した阿久井は、東京ドームでの初防衛に、チームと家族に感謝すると、再戦となった桑原について「久々の対決で強くなってました。1R危ないなってシーンあったし。けど、今日はぼくの日でした」。次戦については「会長が娘が応援してるぞって鼓舞してくれました。岡山のみなさんもありがとうございます。次の試合もがんばります」と話し、具体的な対戦相手には触れなかった。

18:10 3-0で阿久井が判定勝ち! WBA世界フライ級王座の初防衛に成功した。

18:08 打ち合いを誘う阿久井、食らいつく桑原。しかし、お互いに決定打はないまま時間切れ。判定へ。

18:07 お互いにハグをかわしてから第12Rへ。ポイント的にKOを狙うしかない桑原だが、阿久井のボディが突き刺さり、たまらずクリンチへ。

18:05 残り30秒で桑原が再びラッシュに出るも、阿久井の伸びのあるパンチが的確に挑戦者の顔面をとらえる。最終Rへ。

18:03 第11R、あとがない桑原はコンビネーションを繰り出すが続かない。ガードをすり抜ける阿久井のパンチを浴びて頭が揺れる。

18:00 ここまで優勢の阿久井は後半にペースダウン、体力温存して第11Rへ。

17:59 第10R、阿久井は一貫してプレスをかけて桑原を追う。桑原の動きが止まると不意の右が放たれる。

17:56 桑原の飛び込むようなフックに届かない距離感への焦りが見える。第10Rへ。

17:55 第9R、リズムを変えたい桑原が、左右にウェービングしながらオーバーハンドのフックを放つが、大きすぎる動きは阿久井に通じない。

17:52 阿久井は自分の距離を守る一方、狙いすました左のストレートで撃ち抜く。桑原は引き気味のスタンスで左ボディを狙うが、なかなかいい当たりにつながらない。

17:49 第8R開始。

17:48 第7R終了間際、逃げようとした桑原に阿久井の右ストレートが炸裂。ダメージは深くないが、痛い被弾に。

17:47 第7R、勝負どころと読んだ阿久井が、コンビネーションを多様してコーナーに追い詰める。桑原も手数を増やしていく。

17:44 第6R、まだ脚が使える桑原だが、左ボディを刺し込む。残り30秒で阿久井のラッシュを浴びるも、猛打で反撃。わずかに桑原優勢のラウンドか。

17:40 終了間際、阿久井はガードを下げて桑原を誘う。ウービングですかさずかわし、余裕を印象付ける。第6Rへ。

17:39 第5R。阿久井のジャブに左ボディを合わせる桑原だが、次が続かずクリンチワークへ。左に回りながらのワンツーと積極性は失っていないが、やはり当たりが浅い。

17:36 阿久井がカウンターを決める場面が多く、やはり優勢のまま第5Rへ。

17:35 ペースを作りたい桑原はやはりサークリングしながら手数で攻める。阿久井の圧が強まる。

17:33 第4R開始。

17:31 第3R。前手で打ち合う両者だが、桑原がフェイントの動きを見せつつ、パンチを振り回すも距離がやや遠い。阿久井は上下の打ち分けや、クイックステップインで右ボディストレートなど、自分の距離から優勢を印象づける動きを見せる。

17:28 適所で右ストレートを決めた阿久井が優勢か。第3Rへ。

17:26 第2R、よく見ている阿久井の右のジャブが桑原の顔面をとらえる。桑原は手数で優るが、ガードの硬い阿久井にクリーンヒットが取れない。

17:24 桑原が脚を使って軸をずらしていくが、阿久井はしっかり追いかける展開。第2Rへ。

17:22 王者阿久井が中央をとってプレスをかける。桑原は臆さずに手を出すと阿久井の表情の変わる。

17:21 4大世界戦初戦、第1R開始!

17:16 挑戦者の桑原からリングイン。王者の阿久井はハムスターの毛皮のようなフードジャケットに身を包んでリングへ。

17:10 WBA世界フライ級タイトルマッチ:ユーリ阿久井政悟 vs 桑原拓へ。両者は2度目の対戦。桑原にとってはリベンジマッチ。大橋ジムの先鋒としても勝って井上拓真につなげたい。

▲WBA世界フライ級タイトルマッチ:ユーリ阿久井政悟 vs 桑原拓

17:00 プライムビデオ配信がスタート。ユーリ阿久井vs桑原がオープニングファイト。

16:01 プライムビデオ公式Xアカウントが東京ドーム内の模様を公開。

15:45 井上尚弥が自身のXでドーム入りを報告。

15:00 JBCから「諸般の事情」により井上尚弥vsネリにおけるWBCルールに基づく4R・8Rでのオープンスコア(公開採点)は実施されないことが発表された。

ボクシングデータベースサイト『CompuBox』が井上尚弥とネリのパンチ比較データを公開。それぞれスーパーバンタム(ジュニアフェザー)級の平均値を超え、手数においてはほぼ互角。しかし、ヒット率は井上が優り、試合をコントロールするジャブはとくに差がある。強打においては、井上の方が低いもののむしろ正確で強烈な一発を持っていることを示す。ネリは井上より数字の良いボディ打ちで光明を見出せるか。

▲大会開始前

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■見どころ・背景

わずか1年足らずで2階級4団体統一に成功した『モンスター』井上尚弥。その次なる相手は、まさかの『悪童』ルイス・ネリだった。

ネリといえば、山中慎介とのWBC世界バンタム級王座を巡る、2度の悪行だろう。2017年の初戦では試合後にドーピングが発覚し、2018年の再戦では計量で3ポンド(約1.36キロ)超過。それでも試合を受けた山中は敗れ、失意の引退を選んだ。ネリは日本マット永久追放処分を受けたが、その後も体重超過騒動を繰り返した。

井上とネリはバンタム級時代からSNSを通じて因縁があった。井上に先んじてスーパーバンタム級に転向したネリは、WBC指名挑戦権を獲得。バンタム級4団体統一後に転級を宣言した井上に再び挑発の言葉を送るようになった。ネリは日本での資格停止もあり、まじわることはないと思われていたが、昨年末のマーロン・タパレス戦後に井上自身が「5月の噂の試合」実現のために「声をあげてほしい」とファンに求めたことで、ネリ戦が一気に現実味を帯びた。

3月5日、正式に東京ドームでの井上vsネリが発表された。東京ドームでのプロボクシング興行はマイク・タイソン以来34年ぶりとなるため、厳重な検査体制が敷かれることになったが、ネリはVADAによるドーピング検査、WBCによる定期的な体重検査を受け入れ、パスしてきた。

発表会見ではしおらしかったネリだが、その後、『悪童』キャラに戻り、井上、そして日本のファンを挑発し続けた。井上は「(山中の)仇討ちとは別」と話したが、多くの日本人にとっては、溜飲が下がる結果を期待せざるを得ないだろう。

その東京ドーム決戦では、井上 vs ネリのみならず、WBO世界バンタム級王者ジェイソン・モロニー vs 武居由樹、WBA世界バンタム級王者 井上拓真 vs 石田匠、WBA世界フライ級王者ユーリ阿久井政悟 vs 桑原拓が行われる。マイク・タイソン以来、34年ぶりの東京ドーム・ボクシング興行を彩る4大世界戦に注目だ。

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■井上vsネリ勝敗予想

井上にとって、体格差が近いネリに対して不利な面はほとんどないと見られる。時間がかかったとしても、タパレス戦のようにフルラウンド前に相手が倒れる可能性が高い。東京ドームでのボクシング興行で日本人初のメインイベンターというモチベーションの高さも勝機を呼び寄せる要因になるだろう。

ただ、スーパーバンタム級転向間もない頃はバンタム級時代のスピードと強打を失ったという評価もあったネリだが、数戦を経てアジャストしており、安易にアンダードッグ扱いはできない。唯一の黒星となったブランドン・フィゲロア戦で打たれ弱さを見せたが、アザト・ホバニシャン戦では激しい打ち合いに競り勝った。

加えて、井上のここ2戦の王者相手の試合とは違い、ネリには失うものもない。自身でペースを作って絶え間なくラッシュを仕掛けるタイプだけに、ここ数戦じっくり攻めている井上にペースを握らせない展開があるかもしれない。

しかし、相手は『モンスター』だ。「ネリに失うものがないから強いかというと別にそうではない」と切り捨てる。手を出す傾向が強いということは、カウンターの名手・井上にとっては格好の相手。ノニト・ドネアとの再戦(2RでTKO勝ち)以来の早期決着はあるのか?

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■試合概要(日程・対戦カード・会場)

  • 大会名:Prime Video Presents Live Boxing 8
  • 開催日:2024年5月6日(月・祝)
  • 対戦カード/試合開始時間(見込み):
    • スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ:
      井上尚弥(王者、大橋)vs ルイス・ネリ(メキシコ)- 20:35頃リングイン見込み
    • WBO世界バンタム級タイトルマッチ:
      ジェイソン・モロニー vs 武居由樹 - 19:25頃リングイン見込み
    • WBA世界バンタム級タイトルマッチ:
      井上拓真 vs 石田匠 - 18:15頃リングイン見込み
    • WBA世界フライ級タイトルマッチ:
      ユーリ阿久井政悟 vs 桑原拓 - 17:05頃リングイン見込み
      • 開場14:00(予定)/開演16:00(予定 - 配信開始前にリザーブマッチ実施)
      • ※上記の時間は、すべて当日の大会・試合進行次第で前後する。
  • 会場:東京ドーム(東京都文京区)

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■放送・配信先(テレビ中継・インターネット配信)

この試合は、動画配信サービス『Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ=アマプラ)』で独占ライブ配信される。Amazonプライム会員であれば追加料金なしで視聴が可能。ライブ中継後に配信される見逃し(アーカイブ)配信も含まれる。

ここ数戦、井上尚弥の試合を独占ライブ配信してきたNTTドコモの『Lemino』(レミノ)では、今回一切ライブ配信されない。

また、地上波・BS(WOWOW)・CS(スカパー!)でのテレビ放送および、スポーツ中継実績のあるインターネット配信サービスのDAZN(ダゾーン)、ABEMA(アベマ)、U-NEXT(ユーネクスト)、SPOTV NOW(スポティービーナウ)等でのライブ配信予定はない。

視聴料金・無料視聴

Amazonプライム会員の会費は月額600円(税込)または年額5900円(税込)。一定期間内にAmazonプライム会員になったことがなければ、30日間の無料体験を利用して完全無料で視聴することも可能だ。つまり、4月7日以降に登録すれば、井上尚弥 vs ネリを無料で楽しめることになる。

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放送・配信チャンネル

配信日時

  • 2024年5月6日(月・祝)17:00〜

※試合開催・放送予定は主催者・放送局の都合により変更になる場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

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神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。

井熊知也 Tomoya Ikuma

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スポーティングニュース日本版でアシスタントエディターを務める。大阪府茨木市出身。大学を卒業後、2020年にキックボクサーとしてプロデビューを果たす。引退後、格闘技に関連する情報を発信するために個人ブログを立ち上げる。ライターとしては主に格闘技をメインに扱い、目まぐるしく変化する格闘技の世界において、最新情報を追い続ける元プロ格闘家ライター。