井上尚弥、まさかの30gオーバーで苦笑いも再計量でパス、バトラーは1発パス|4団体統一戦前日軽量

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

井上尚弥、まさかの30gオーバーで苦笑いも再計量でパス、バトラーは1発パス|4団体統一戦前日軽量 image

12月12日、ボクシング世界バンタム級4団体王座統一戦『NTTドコモ Presents PXB WOLRD SPIRITS』の前日軽量が神奈川県横浜市のホテルで行われ、WBAスーパー・WBC・IBF王者の井上尚弥とWBO王者のポール・バトラー(英国)が体重計に乗った。

井上は1回目で30gオーバーというまさかの事態となったが、5分後の再計量で無事パスした。

 

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前日計量でまさかの事態に『モンスター』も苦笑い

12月13日(火)、東京・有明アリーナで行われる歴史的一戦、世界バンタム級4団体王座統一戦を前に、井上、バトラー両者の公開計量が行われ、その模様は試合を独占中継する『dTV』で生配信された。ところが、最初の計量に臨んだ井上は苦笑いを浮かべた。計量直前、バトラー陣営の要求によって、アナログの計量秤からデジタルの計量秤への変更されていた。計測単位の平坦化によって微妙に計量値に誤差が出るデジタル秤では、井上が調整した体重は30gオーバーという結果になった。

場内には、「井上尚弥選手、現在53.55kg、およそ30gオーバーとなっています」というアナウンスが響き、どよめきも起きた。こうしたわずかな超過の場合、着ている衣類を脱いで全裸で再計量することがあるが、井上は約5分の調整で減量を試み、1回目の計量同様、上半身裸にCELINE(セリーヌ)のパンツ姿で再計量。リミットの53.45kgでパスに成功。一方、バトラーは53.3kgで一発パスだった。

過去の日本人バンタム級世界統一王者にはファイティング原田がいるが、これは1960年代のWBAとWBCの主要2団体時代であり、井上が勝てば現在の4団体時代においては史上初。日本人はおろかアジア人初の偉業だ。井上はこの試合をバンタム級ラストマッチと位置づけ、ひとつ上のスーパーバンタム級転向を視野に入れている。

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『dTV』の公式Twitterアカウントには、両者のコメント動画が投稿され、井上は「4団体統一戦に相応しい試合をしたいので皆さん応援してください」と意気込みを述べた。

バトラーは自身のFacebookに寄せられる応援メッセージに感謝を述べつつ、「(この試合で)欲しかったベルトが手に入る。楽しみにしている」と語った。

『モンスター』が下馬評通り圧勝KO劇で偉業を成し遂げるのか、それとも究極の『アンダードッグ(負け犬)』バトラーが奇跡の勝利をつかむのか。

運命の決戦は、『dTV』と『ひかりTV』で独占生配信される。『dTV』では初回登録なら31日間のお試し期間により、この歴史的一戦を通信費以外無料で視聴できる。

井上尚弥 vs. バトラー 4団体王座統一戦:配信情報

  • 正式名称:NTTドコモ Presents PXB WORLD SPIRITS WBA・WBC・IBF・WBO 世界バンタム級王座統一戦 井上尚弥 vs ポール・バトラー
  • 配信日時:2022年12月13日(火)14:30配信開始
  • 配信媒体:dTV』および『ひかりTVひかりTV for docomo
  • 配信環境:Webブラウザ(PCはこちらのみ)、dTV公式アプリ(ダウンロード:iOSAndroid)、スマート端末
  • 有料会員月額決済:ドコモキャリア決済、dカードほか他社クレジットカード(VISA、MASTER、JCB、AMEX)、App Store(※月額税込650円)、Google Play(※月額税込650円)、コンビニ決済(シリアルコード、3か月税込1650円)、giftee(デジタルギフトサービス、1か月税込550円・3か月税込1650円)、dTVプリペイドカード(6か月税込3300円)、dポイント充当(期間・用途限定ポイントは不可)
  • 公式情報:dTV「井上尚弥 vs ポール・バトラー」特設ページ

井上尚弥 vs. バトラー 4団体王座統一戦:予定対戦カード

  • メインイベント:WBA・WBC・IBF・WBO世界バンタム級4団体統一王座戦12回戦
    • 井上尚弥(WBA・WBC・IBF世界バンタム級王者、大橋)vs. ポール・バトラー(WBO世界バンタム級王者)
  • セミファイナル:WBOアジアパシフィック・スーパーライト級タイトルマッチ12回戦
    • 平岡アンディ(WBCアジアパフィシック・スーパーライト級王者、大橋)vs. 誼敏虎(ジュン・ミンホ、WBCアジア・ウエルター王者、韓国)
  • 第4試合:OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦
    • 武居由樹(OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者、大橋)vs. ブルーノ・タリモ(同級14位、IBF世界スーパーバンタム級7位)
  • 第3試合:フェザー級(55.5キロ契約)10回戦
    • 井上拓真(元WBC世界バンタム級暫定王者、大橋)vs. ジェイク・ボルネア(元WBFインターコンチネンタル・スーパーフライ級王者)
  • 第2試合:スーパーフェザー級(58.0kg契約)8回戦
    • 清水聡(OPBF東洋太平洋フェザー級チャンピオン、大橋)vs. ランディ・クリス・レオン
  • 第1試合:スーパーバンタム級8回戦
    • ピーター・マクレール(東京五輪イギリス代表)vs. 三宅寛典(ビッグアーム)

※上記対戦カードは、選手の体調やケガなどにより変更される場合がある。


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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。