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バスケ男子日本代表 自身3度目のアジアカップ出場の富樫勇樹は「ペースを速くできるようにしていければ」

牧野豊 Yutaka Makino

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©︎Yutaka Makino

アジアカップに挑む日本代表12名とトム・ホーバスHC

7月27日、日本バスケットボール協会は東京都内で8月5日に開幕するFIBAアジアカップ2025(サウジアラビア・ジッダ)に挑む男子日本代表12名、トム・ホーバスHCの記者会見を開いた。

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24日には、これまでの合宿や強化試合6試合に参加していたメンバーから選ばれた9名に加え、コンディション調整に注力していた富樫勇樹(千葉ジェッツ)、NBAサマーリーグに参加していた馬場雄大、富永啓生(レバンガ北海道)の3人を招集することが発表されていた。

サマーリーグを経てシカゴ・ブルズと2ウェイ契約を結んだ河村勇輝は、招集を見送られた。

この日の会見では、ホーバスHCは追加招集した3人について「うちのバスケットボールをわかっている」としたうえで、チーム全体の連携を深める必要性を感じ、大会前に2試合の練習試合を組むことを明かした。アジアカップについては、「目標はグループ1位になること。1位になったあとにまた目標はつくります」と述べた。

また、主将はジョシュ・ホーキンソン(サンロッカーズ渋谷)と馬場が共同で務め、12人以外に山﨑一渉(ノーザンコロラド大)をリザーブ選手として、チームに帯同することが明らかになった。

富樫「いつ呼ばれてもいい状態を作っていた」

自身3度目のアジアカップ出場となる富樫は、大会直前の招集に「いろんな状況があるなかで、いつ呼ばれてもいい状態を作っていた」と振り返り、ここまでの代表チームの成熟度も踏まえて、意気込みを語った。

「6試合の強化試合を見ていて(思うように)得点が取れていないのは、ペースの部分が影響していると思う。(自分としては)その部分を速くできるようにしていきたい。今回は数日前に合流させていただきましたが、自分が以前参加した合宿とは変わっている部分もあるので、(馬場、富永含めて新たに入る)僕ら3人もしっかり理解しなければいけないし、ここまで合宿でやってきた9人も新しいことに取り組み、少し時間がかかっている部分もあるので、カタールに行って、練習試合を通して、まずはしっかり準備していければと思っています」

男子日本代表は27日夜に日本を出発し、まずはカタールに入り、7月30日にカタール、8月1日にサウジアラビアと練習試合を行なう予定(共に非公開)。アジアカップでは8月6日にシリアとの初戦を迎え、その後、8日にイラン、10日にグアムと対戦し、11日から始まる決勝トーナメント進出を目指す。

FIBAアジアカップ2025組み合わせ抽選結果・グループ

グループA

  1. カタール(87位)
  2. オーストラリア(7位)
  3. 韓国(53位)
  4. レバノン(29位)

グループB

  1. グアム(88位)
  2. 日本(21位)
  3. シリア(71位)
  4. イラン(28位)

グループC

  1. 中国(30位)
  2. ヨルダン(35位)
  3. インド(76位)
  4. サウジアラビア(65位・開催国)

グループD

  1. チャイニーズ・タイペイ(73位)
  2. ニュージーランド(22位)
  3. イラク(92位)
  4. フィリピン(34位)

※カッコ内は2025年3月28日現在のFIBAランキング

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牧野豊 Yutaka Makino

東京・神田生まれの神田育ち。上智大学卒。1993年から約30年間、スポーツ専門出版社で雑誌・書籍・ウェブ媒体の取材・原稿執筆・編集全般に携わる。その間、バスケットボール(NBA含む)、アメフト(NFL含む)のムック、水泳競技、陸上競技の月刊定期誌の編集長を歴任。各競技の国内主要大会をはじめ、アジア大会、世界選手権、オリンピック等、国際大会の現地取材を経験。