【高校野球】春のセンバツにおける21世紀枠とは? 23年は氷見、城東、石橋の3校が選出

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3月18日(土)に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で第95回記念選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)が開幕する。今回は記念大会のため、例年より参加校が4校多い36校の開催となっている。

出場校は秋季大会の結果をもとに各地区から選抜されるが、地区を越えた『21世紀枠』と呼ばれる出場枠がある。

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対象となるのは秋の都道府県大会ベスト16以上(一部地区はベスト32)

21世紀枠は2001年の第73回大会から採用された。野球の勝敗(強さ)だけでなく、高校野球の模範的な行動をとっている学校から選出される。

秋季都道府県大会のベスト16以上(加盟校が129校以上の都道府県はベスト32以上)が対象となるが、主催の毎日新聞はそれに加えて以下のいずれかに当てはまる学校を選定していると公表している。

  • 少数部員、施設面のハンディ、自然災害など困難な環境の克服
  • 学業と部活動の両立
  • 近年の試合成績が良好ながら、強豪校に惜敗するなどして甲子園出場機会に恵まれていない
  • 創意工夫した練習で成果を上げている
  • 校内、地域での活動が他の生徒や他校、地域に好影響を与えている

今春のセンバツでは氷見(富山)、城東(徳島)、石橋(栃木)の3校が21世紀枠として出場する。

3校の昨秋の大会成績を見ると、氷見は北信越大会ベスト8、城東は徳島県大会4位、石橋は栃木県大会ベスト4。いずれも一定の成績を残していた。

21世紀枠の選考について

各都府県の高校野球連盟から1校ずつ推薦され、各地区(東北、関東・東京、東海、北信越、近畿、中国、四国、九州)ごとに1校ずつに絞り込む。

北海道地区が推薦した1校を加えた合計9校から、21世紀枠特別選考委員会によって東日本(北海道、東北、関東・東京、東海、北信越)と西日本(近畿、中国、四国、九州)からそれぞれ1校、そして地域に関わらず1校の合計3校が選出される。

2008年からは上記のように3校が選出されているが、2001年から2007年までは東日本と西日本からそれぞれ1校ずつの合計2校だった。

また、過去には記念大会などの理由で4校が選出される大会もあった。

21世紀枠出場校の最高成績は?

21世紀枠で出場した学校の優勝及び準優勝はない。2001年の嘉手納(沖縄)、2009年の利府(宮城)のベスト4が最高成績となっている。

2022年の第94回大会は只見(福島)、丹生(福井)、大分舞鶴(大分)の3校が出場するも、全校が初戦敗退だった。

また、21世紀枠による出場校の対戦は2013年の遠軽(北海道)といわき海星(福島)による1度だけ。この試合は遠軽が3-0でいわき海星を下している。

春のセンバツ21世紀枠出場校一覧

2001安積(福島)宜野座(沖縄)  
2002鵡川(北海道)松江北(島根)  
2003柏崎(新潟)隠岐(島根)  
2004一関一(岩手)八幡浜(愛媛)  
2005一迫商(宮城)高松(香川)  
2006真岡工(栃木)金沢桜丘(石川)  
2007都留(山梨)都城泉ヶ丘(宮崎)  
2008安房(千葉)成章(愛知)華陵(山口) 
2009利府(宮城)彦根東(滋賀)大分上野丘(大分) 
2010山形中央(山形)向陽(和歌山)川島(徳島) 
2011大館鳳鳴(秋田)佐渡(新潟)城南(徳島) 
2012女満別(北海道)石巻工(宮城)洲本(兵庫) 
2013遠軽(北海道)いわき海星(福島)益田翔陽(島根)土佐(高知)
2014小山台(東京)海南(和歌山)大島(鹿児島) 
2015豊橋工(愛知)桐蔭(和歌山)松山東(愛媛) 
2016釜石(岩手)小豆島(香川)長田(兵庫) 
2017不来方(岩手)多治見(岐阜)中村(高知) 
2018由利工(秋田)膳所(滋賀)伊万里(佐賀) 
2019石岡一(茨城)富岡西(徳島)熊本西(熊本) 
2020帯広農(北海道)磐城(福島)平田(島根) 
2021八戸西(青森)東播磨(兵庫)具志川商(沖縄)三島南(静岡)
2022只見(福島)丹生(福井)大分舞鶴(大分) 
2023氷見(富山)城東(徳島)石橋(栃木) 

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。