男子バスケットボールBリーグの2024-2025年シーズンのポストシーズン(プレイオフ)、Bリーグチャンピオンシップのクォーターファイナル(準々決勝)が2025年5月9日から始まる。
ここでは、レギュラーシーズンの上位8チームが出場する準々決勝の対戦組み合わせとシリーズ別の見どころをまとめる。
チャンピオンシップ出場クラブ
レギュラーシーズン60試合を戦い抜き、上位8チームがチャンピオンシップ(CS)への出場を決めた。CS出場順位は以下の通りだ。
- 宇都宮ブレックス
- 三遠ネオフェニックス
- 琉球ゴールデンキングス
- アルバルク東京
- 千葉ジェッツ
- 島根スサノオマジック
- 群馬クレインサンダース
- シーホース三河
クォーターファイナル 各対戦カードの見どころ
日本プロバスケットボール界の最高峰であるBリーグの上位8チームによる戦いは、どのチームが勝ってもおかしくない。
各対戦カードの注目ポイントを紹介する。
宇都宮ブレックス vs シーホース三河
東地区優勝の宇都宮とワイルドカードでCS出場権を獲得した三河の対戦。
今シーズンの対戦は宇都宮の2戦全勝だ。
宇都宮は勝率8割と圧倒的な強さで地区優勝2連覇を成し遂げたが、昨シーズンのCSはクォーターファイナルで敗退している。
2年連続3ポイント成功率リーグ1位に輝いた比江島慎を中心としたベテラン勢が、昨シーズンの悔しさを晴らすべく、序盤から積極的な攻撃を仕掛けてくるであろう。
同様に、三河も昨シーズンのCSはクォーターファイナルで敗退しており、どちらが初戦を突破するかが見ものだ。
三河で注目したいのは「ミスター・シックスマン」と呼ばれるジェイク・レイマンだ。
レギュラーシーズンでは、彼がベンチポイントを押し上げており、選手層の厚さで宇都宮を打破できるかが勝負のカギとなる。
アルバルク東京 vs 千葉ジェッツ
激戦の中地区で2位となったA東京と、ワイルドカードに行き来しながらも東地区2位となった千葉Jの対戦。
A東京は、ライアン・ロシターをはじめとする大型外国人のゴール下の強さが持ち味だ。
リバウンドからの速攻やポゼッションの確保が試合のリズムを作るであろう。
一方、千葉Jは、怪我人に悩まされたレギュラーシーズンをチーム一丸となって乗り越え、CSに進出した。
CSに間に合わせるように復帰した富樫勇樹がどこまで貢献できるか、また富樫不在時にスターターを担った若手のホープ、瀬川琉久の活躍が見どころだ。
琉球ゴールデンキングス vs 島根スサノオマジック
昨シーズンのCSで決勝に進出した琉球と、2シーズンぶりにCSに進出した島根の対戦。
琉球はレギュラーシーズン終盤で、司令塔である岸本隆一が怪我で離脱したが、その穴を埋めるべく、特別指定選手として加入の崎濱秀斗が台頭した。
崎濱は徐々にプレイタイムを伸ばし、レギュラーシーズン最終戦では2桁得点に乗せた、この勢いのままCSに臨めるか。
琉球と同じ西地区で戦った島根は、レギュラーシーズンでは琉球に勝ち越しており、良いイメージを持って試合に入っていけるかがポイントだ。
ベテランPG・安藤誓哉の高確率の3ポイントシュートに要注目だ。
三遠ネオフェニックス vs 群馬クレインサンダース
激戦の中地区で2年連続優勝した、三遠ネオフェニックスと、最後までもつれたワイルドカードの首位となった群馬の対戦。
三遠のバスケは、スピード感あるドリブルから展開するパス、ドライブからのシュート、ディフェンスを崩しての3ポイントシュート、と多種多様の攻撃パターンでブースターを魅了する。
吉井裕鷹、津屋一球と、3ポイントシュートを得意とするシューターが今シーズンから加入したことにより、得点力がさらに上がった。
一方、群馬はクラブ成績で突出しているジャンルはないが、そこが相手に的を絞らせない所以でもあり、ダークホースと言える。
また、主力選手の藤井祐眞、コー・フリッピン、マイケル・パーカー、ケーレブ・ターズースキーがいずれもレギュラーシーズン全試合出場した。
怪我人に悩まされることなく、60試合を戦い抜いた強靭な体力と、試合勘を持ち合わせてCSに臨むであろう。
りそなグループ B.LEAGUE チャンピオンシップ 2024-25 大会概要
- 大会名:りそなグループ B.LEAGUE チャンピオンシップ 2024-25
- 大会日程:2025年5月9日(金)~5月27日(火)
- 出場クラブ数:8チーム
- 競技方法:3戦のうち2戦先勝のトーナメント方式
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