3か月遅れ、シーズン60試合、無観客。メジャーリーグの歴史に残るであろう、異例づくめのシーズンがまもなく開幕する予定だ。米国では新型コロナウイルス感染拡大が依然として収束の気配がなく、けっして予断を許さない状況だ。それでもシーズンが開幕するとしたらどうなるか。疑問をスポーティング・ニュースのMLB担当記者が開設する。
Joe Rivera
毎年7月4日の米国独立記念日に行われるネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権の2020年度大会は無観客で開催された。男子の部では不動の王者ジョーイ・チェスナットが13回目の優勝、女子の部では日系アメリカ人のミキ・スドウ(須藤美貴)が7年連続の優勝を果たした。かつてこの大会で不動の王者(2001-2006年)として君臨した日本の小林尊氏は、今でも伝説的な存在だが、あるトラブルで同大会から姿を消した。
新型コロナウィルス感染拡大の影響でMLBが2020年シーズン開幕を延期したことを受け、スポーティング・ニュースの記者たちがそれぞれのシーズン開幕戦にまつわる思い出を語る。
全米からありとあらゆるプロスポーツが姿を消してから約3週間が経過した。多くのスター選手らが寄付や支援活動を行っているなか、ペイトリオッツの名物オーナーであり、億万長者としても知られるロバート・クラフト氏が下した大いなる決断とは。
サミー・ソーサとマーク・マグワイアがシーズン最多本塁打記録争いを繰り広げた1998年はMLBの長い歴史でも稀なシーズンだった。2人のホームラン数が連日メディアを賑やかし、熱狂は野球ファン以外の層にも広がった。主人公の1人、ソーサの物語はシカゴ市内を南から北へと移るトレードで始まった。
大谷翔平も昨季から着用するフェイスガード付きヘルメット。現在、着用は選手の選択にまかされているが、MLBオープン戦で150キロ超の速球が顔面を直撃し、顎を骨折する事故が発生した。昨今のMLBでは投球時の滑り止めに松ヤニなどの物質をボールに塗ることを禁止したルールを厳格化する動きがあるものの、投手の平均球速は上昇傾向にある。打者たちにはすっぽ抜けた速球が顔面近くに飛んでくる危険は高まるばかりだが……
ニューヨーク・メッツの春季キャンプとマイナーチーム本拠地を兼ねる施設の改装工事がつい最近終わり、選手用クラブハウスが超豪華に生まれ変わった。だが、その球団施設からマイナー選手が閉め出されることがわかった。その理由とは?
通算762本のホームランを放った史上最高打者バリー・ボンズ。歴代最多7度のサイ・ヤング賞を受賞したロジャー・クレメンス。ともにMLBの歴史でも屈指の成績を残した2人だが、禁止薬物に関与したことが確実視され、未だに野球殿堂入りを果たしていない。2021年には光明が見えるか。
2020年は明けたが、MLBファンにとっては球春はまだまだ先の話だ。昨年もこの時期に行われた、MLBシーズンを米スポーティングニュースが占う大胆予想は、はたして的中するのか。
メジャーリーグ機構(MLB)が先月マイナーリーグに提案したとされる大幅縮小の具体案が徐々に明らかになり、各方面に波紋を呼んでいるなか、2016年の米国大統領選で若年層から圧倒的な支持を受けた上院議員バーニー・サンダース氏までもが計画反対の声を上げた。同氏は2020年の大統領選再出馬を表明しており、その影響力は無視できないかもしれない。
スプリングトレーニングが始まったMLB。チームはそれぞれどのようなストーブリーグを過ごしたのだろうか。今回、米スポーティングニュースが全30チームのオフシーズンを評価。改善に成功したチームから謎の動きを見せたチームまで、AからDの4段階でランク付けした。
FAが迫る「レンタル選手」獲得に動くチームの判断を、昨今のファンは認めようとしない。直近の優勝よりも、数年先の未来を見据えた「GM的視点」で野球を見るファンが増えているのだ。しかし筆者はその視点に警鐘を鳴らす。「その方法論によってカブスの覇権は続いただろうか? 2008年に優勝したフィリーズは?」
ジャイアンツが、左腕マディソン・バムガーナーをトレード放出する可能性があると報じられた。もし移籍するならどのチームか? 有力となりうる5チームをピックアップした。
ヤンキースがマリナーズとのトレードで左腕ジェームズ・パクストンを獲得、対してマリナーズへは左腕ユストゥス・シェフィールド、右腕エリック・スワンソン、外野手ドム・トンプソン=ウイリアムズという有望株3人を放出。今回のトレードはどう評価すべきか、徹底分析する。
前編に続き、マチャドの行き先となり得るチームを検証する。
今シーズン、数々の悪行が目立ったものの、FAとなった今、引く手数多のマニー・マチャド。有力とみられる5チームにどうフィットするのか、もしくはフィットしないのか、その両面からチームごとに分析してみる。
前編に続き、早すぎる2019年MLB予想をお届け。ダルビッシュのカブスはマドン監督を解任? 代理人が就任したことで波紋を呼んでいるメッツ新GMは、元クライアントのジェイコブ・ディグロームを移籍させる? パドレスが急浮上?
MLBシーズンが閉幕して1週間。まだレッドソックス優勝の余韻が残っているが、早々に来たるシーズンの予想をしてみた。予想的中率に自信を持つ米スポーティングニュース記者が、2019年のMLB展望をどこよりも早く(?)お届け。
アストロズ職員が相手チームのベンチに小型カメラを向けていたことなどから、サイン盗みをしているのではという疑惑が度々持ち上がっていた件で、今週、MLBが調査報告を発表した。それによると、アストロズは相手チームが不正をしていないかどうか調べているだけだったという結論に落ち着いたようだが、果たして真実は……?
プレーオフで顔を合わせたのは2年ぶりとなったヤンキースとレッドソックス。今、レッドソックスはヤンキースの一歩先を行っているが、両者はリスペクトし合っている。特に今回、レッドソックスの面々は、このプレーオフでの戦いを「特別なもの」と捉えていたようだ。
レッドソックスが地区シリーズ第4戦でヤンキースを制し、リーグ優勝決定シリーズへ駒を進めた。長きにわたり宿命のライバルとして意識し合ってきた両者の、新たな歴史の1ページが綴られようとしている。試合前、アレックス・コーラ監督は、このライバル関係について感慨深げに語っていた。
プロ入り前のジム・アボットがどのような道筋を辿ってきたのか、その軌跡を追った記事が1988年のスポーティングニュースに掲載された。アボットは1985年、ブルージェイズからドラフト指名を受けるも辞退、進学の道を選ぶ。その3年後、ついにエンゼルスからの指名を受けることとなる。
1988年、ソウルオリンピック。決勝戦で日本を破り、金メダルを獲得した米代表。その試合に大きく貢献したジム・アボットは翌年、ドラフト指名されたエンゼルスで即座に先発ローテーション入りを果たす。1988年のスポーティングニュースには、生まれつき右手がないというハンディキャップをものともせず球界を圧倒させたアボットの、プロ入り前、五輪に出場するまでの軌跡を追った記事が掲載された。
1979年に飛行機事故で亡くなった名捕手サーマン・マンソンの後を継いだリック・セローン。トロント・ブルージェイズで捕手としての経験を十分に積んでいたものの、亡くなった選手の後を継ぐことの重圧は相当なものだった。しかしセローンはあえてその困難に立ち向かっていく。1980年当時の記事では、正捕手になったばかりのセローンに話を聞いている。
ヤンキースの名捕手、サーマン・マンソンが1979年に飛行機事故で亡くなって以降、リック・セローンがマンソンの後を継ぐこととなったが、その代役を務めるのは並大抵のことではなかった。1980年のスポーティングニュースには、「セローンにかかる期待」と題した一つの記事が掲載された。
前編に続き、ポストシーズンを前に、MLBシーズン終盤の見どころをチェック。
今年も多くのドラマや珍プレー、スーパープレーがファンを魅了しているMLBの2018シーズンもいよいよ終盤。ポストシーズンを前に、これからの見どころを改めてチェック。ウェイバートレードでは大物が控えているし、ヤンキースも相変わらず常に話題の中心にいる。
マリーンズの一塁コーチが奇妙な行動に出た。真っ昼間の試合中、暑さに耐えかねたのか、濡らしたレタスの葉をヘルメットの中に入れ、そのまま頭にかぶった。ヒルコーチの「奇策」は実らず、マリーンズは敗れた。マリーンズ公式ツイッターはユーモアを込めて彼の姿を動画で公開した。
「HDMH」「ワカモーレ」…このあだ名はどの選手のものだろうか。MLBには大谷の「ショータイム」に負けず劣らずユニークなニックネームがたくさんの選手に付いている。古くはコローンの「ビッグセクシー」も有名だが、今年に入って付いたニックネームもユニークだ。
キャプテン・アメリカ、スパイダーマン、ウルヴァリン……誰もが知るマーベルのヒーローたちが、実はMLB選手の誰かだったとしたら? 少年時代に胸を踊らせたような妄想に、大人になった我々があえて今挑戦する。これは紛うことなきお遊びだ。だが、真剣なお遊びである。
ともに効果的な補強に成功したパイレーツとレイズのトレードをおさらいしよう。パイレーツはレイズからアーチャーを獲得。サイヤング賞投票でトップ5に入った経験もある投手を獲得し、ローテーションはさらに充実することになった。パイレーツは熾烈なワイルドカード争いに加わっていく。
26日、ニューヨーク・ヤンキースがトロント・ブルージェイズとのトレードを成立、ヤンキースは先発投手JA・ハップを獲得し、ブルージェイズは内野手ブランドン・ドルーリーと外野手ビリー・マッキニーを獲得した。互いにウィン・ウィンの良いトレードとなったが、改めて詳細に考察してみよう。両球団にとって、今回のトレードはどのような評価がつけられるだろうか。
17日、MLBコミッショナーがエンゼルスのスター選手マイク・トラウトに対し、「彼をもっと売り出したい。そのためには彼の努力も必要」という主旨の発言をした件が大きな波紋を呼んだ。筆者は、今回のこの件が、MLBが時代に取り残されていることの象徴であると主張する。
カージナルスがマシーニーを解雇したことで空席となったカージナルスの監督枠が決まっていない。今シーズンは代理監督で乗り切る見込みだが、来季は誰を指揮官に据えるのか。名監督のジラルディも有力だが、監督未経験者の抜てきや内部昇格も考えられるだろう。有力候補を5人紹介する。
シーズン半ばを迎え、今年の勢力図がだいたいはっきりと分かってきた。スポーティングニュースが独自に選ぶシーズン中盤の賞を発表しよう。両リーグのMVP候補のチームがともに下位に沈み、マリナーズが思いのほか競争力を保っていることなど、今季のMLBには珍しい出来事が続出している。
レブロン・ジェームズがレイカーズに加入するという一報が飛んでから早2日、いまだ世間の興奮は冷めやらない。現役選手や元スター選手たちも、そのニュースにすぐさま反応し、ツイッターやインスタグラムで各々の思いをつぶやいている。
MLBでは2018年、既に3つのノーヒッター(ノーヒットノーラン)が達成されているが、MLBが19世紀に開始してから150年以上の歴史で、その数は完全試合も含め297回だという。今回は、チームごとに一番新しいノーヒッターがいつだったのか、そして既に現存しないチームも含め、どのチームの投手が何回達成したのか、一覧にまとめてみた。
テキサス・レンジャーズの左腕コール・ハメルズは現在34歳、トレード価値はまだ不明瞭だが、契約は今シーズンまで。オプション契約のためチームから課された目標達成は難しく、拒否権を破棄すべきだと筆者は分析する。
7月31日のトレード期限まであと2ヶ月ほど。まだ先のようだが、トレードのウワサはあちらこちらで飛び交い、多くの予想合戦が繰り広げられている。そこで今回は、トレードされる要因をもった選手を4名ピックアップし、その可能性を分析してみた。
“ビッグ・セクシー”の異名を持つコローンが45歳の誕生日を迎えた。インターネット上には彼の顔の変遷や過去の珍プレー、好プレー集が多く載っている。顔の変遷やコミカルな姿、投手とは思えない打者としての活躍…誰からも愛される「秘訣」が動画には詰まっている。
ニューヨーク・ジェッツがユニフォームを一新するという噂が飛び交っている。“ギャング・グリーン”の目に鮮やかなチームカラーはそのままに、NFLとナイキが共同で企画した“カラー・ラッシュ”シリーズから展開されるらしい。チームの新時代の幕開けとなるか?
もはやバウアー劇場とでも言うべきか。クリーブランド・インディアンズ先発投手のトレバー・バウアーがまたしても炎上を煽るようなツイートを展開し、予想通り軽く言い合う結果に。これまでも、MLBに対する非難など、歯に衣着せぬツイートを多く投下しているバウアーだが、今回はヒューストン・アストロズのボールに細工がしてあると疑っているようだ。
Sporting News米国版のJoe Riveraが今季MLBを予想した。大谷に関しては「彼の成功は長くは続かない」とした。皮肉にも現地時間17日のレッドソックス戦で大谷は敗戦投手になった。Riveraは他球団の調子にも触れ「(田中の」)ヤンキースは全面的に信頼できない」「(ダルビッシュの)カブスの時代は終わった」と手厳しかった。
MLBの乱闘が変わった?現地時間4月11日のヤンキース対レッドソックスの試合は、死球をきっかけに大乱闘に発展した。乱闘は繰り返し起きているが、Sporting NewsのJoe Riveraは、憎しみ合う感情があった昔の乱闘と比べるとMLBには競争心が乱闘のきっかけになっていると分析している。
3月30日全チームが日程をそろえてMLBレギュラーシーズンがスタートした。開幕戦ではヤンキースに移籍したスタントンの2発を筆頭に、先頭打者弾やランニングホームランなど印象に残るホームランが多く出た。MLB公式ツイッターの動画とともに初日のホームランを振り返ろう。
ボクシングヘビー級のアンソニー・ジョシュア対ジョセフ・パーカーによる注目の一戦が近づいていきた。
31日、ジョシュアとパーカーの王座統一戦が幕を開ける。リーチで優るジョシュアだが、ディフェンスやスタミナ面に課題を残す。無敗同士の「世紀の一戦」を前に、ジョシュアが無敗を守り続けるために必要なキーポイントを3つ紹介しよう。
1997年生まれ、20歳のロナルド・アクーニャは、若手最高の有望株として期待されている。そのアクーニャの殿堂入りは随分先のことになるであろうが、その可能性について、ブレーブスの元外野手が予想した。
20戦20勝20KO
MLBの選手や監督たちがよく言う、あのコメントの本当の意味を前編に続いて、後編を紹介しよう。
MLBの選手や監督たちのインタビューで、耳にタコができるほど聞かされるコメントの数々。その裏に隠された(たいして隠れてもいない)本当の意味を教えよう。
スーパーボウル出場チーム決定後、ニューヨークを象徴するエンパイア・ステート・ビルディングは…
ブルージェイズ、レイズ、オリオールズの「新年の抱負」を見てみよう。
米国版スポーティングニュース記者が、MLB30球団の「新年の抱負」を勝手に紹介する。
ダルビッシュを狙っていると言われるツインズの「新年の抱負」は?
レンジャーズ、マリナーズ、アスレティックスの「新年の抱負」を見てみよう。
マーリンズ、ブレーブス、フィリーズの「新年の抱負」を見てみよう。
レッズ、パイレーツ、カブスの「新年の抱負」を見てみよう。
ロッキーズ、ダイヤモンドバックス、パドレスの「2018年の抱負」を見てみよう。
元野球選手と元アイスホッケー選手による、笑いあり真剣勝負ありの番組舞台裏を取材した。
ヤンキースのブーン新監督は来季、ニューヨークで3つの試練を乗り越えなければならない。
スタントンが加入した2018年ヤンキースの可能性と展望を、米国版スポーティングニュースが分析する。
「野球は目だけではなく、ハートを通して見るものなのだ」米国の野球ライターが綴る野球愛。
ジョー・ジラルディ監督が退任後のニューヨーク・ヤンキース新監督候補5名をピックアップした。
スポーティングニュース選出のア・リーグ新人王に、ヤンキースのアーロン・ジャッジが選ばれた。